2014/01/10
ハタ - grouper - cá mú
質問 :
「あら - cá vược」、「はた - cá mú」、「くえ - cá mú răng dài」はどう違うのか/九州と関東の「あら」は別種か/クエは「はた」の仲間か/ニュージーランドの「あら」は別種か
回答:
「あら」と「くえ」はスズキ目ハタ科のアラとクエ。「はた」はハタ科魚類の総称。ただし、地方によってはクエを「あら」、マハタを「くえ」などと呼ぶことがあるので、注意が必要である。

説明:
アラはスズキ目ハタ科アラ属の魚で、本州中部からフィリピンに分布する。スズキ科に入れられることもある。ハタ類としては体が細長く、スズキに似る。鰓蓋(さいがい:えらぶた)下部に大きな1棘がある。1mぐらいになる。
クエはスズキ目ハタ科マハタ属の魚で、本州中部からフィリピンに分布する。マハタに似るが、体がやや細く、縞模様は傾斜する。1.5 mぐらいになる。
ハタ類のうち、築地市場で「はた」と呼ばれているのは、ふつうマハタである。マハタは、スズキ目ハタ科マハタ属の魚で、北海道南部から九州、東シナ海に分布する。体はずんぐりとして、縞模様は傾斜しない。1.2 mぐらいになる。
参考:
「日本産魚名大辞典」などをもとにアラ・クエ・マハタの地方名を調べると、「あら」は関東地方から関西でのアラの名称または九州でのハタ類の総称、「くえ」は高知でのハタ類の総称または大阪でのクエの名称、「はた」は関東地方でのマハタの呼び名のようである。
アラ、クエ、マハタの主な地方名をまとめると表のようになる。
標準和名 関東地方 大阪 高知 長崎
アラ あら あら おきすずき たら
クエ くえ くえ くえ あら
マハタ まはた ます くえ あら
ニュージーランドから「あら」として鮮魚で輸入される魚は、スズキ目ホタルジャコ科のミナミオオスズキ Polyprion oxygeneios である。体形や体色はアラに似ているが、鰓蓋の下部に大きな棘がない。
また、築地市場には、マハタのほかにも多くのハタ類が入荷するが、標準和名とは異なる名称が使われることが多い。たとえば、キジハタ→あずきはた、ホウキハタ→きじはた、アオハタ→きばた、サラサハタ→ねずみはた、などである。

ミナミオオスズキ Hapuku
「あら - cá vược」、「はた - cá mú」、「くえ - cá mú răng dài」はどう違うのか/九州と関東の「あら」は別種か/クエは「はた」の仲間か/ニュージーランドの「あら」は別種か
回答:
「あら」と「くえ」はスズキ目ハタ科のアラとクエ。「はた」はハタ科魚類の総称。ただし、地方によってはクエを「あら」、マハタを「くえ」などと呼ぶことがあるので、注意が必要である。

説明:
アラはスズキ目ハタ科アラ属の魚で、本州中部からフィリピンに分布する。スズキ科に入れられることもある。ハタ類としては体が細長く、スズキに似る。鰓蓋(さいがい:えらぶた)下部に大きな1棘がある。1mぐらいになる。
クエはスズキ目ハタ科マハタ属の魚で、本州中部からフィリピンに分布する。マハタに似るが、体がやや細く、縞模様は傾斜する。1.5 mぐらいになる。
ハタ類のうち、築地市場で「はた」と呼ばれているのは、ふつうマハタである。マハタは、スズキ目ハタ科マハタ属の魚で、北海道南部から九州、東シナ海に分布する。体はずんぐりとして、縞模様は傾斜しない。1.2 mぐらいになる。
参考:
「日本産魚名大辞典」などをもとにアラ・クエ・マハタの地方名を調べると、「あら」は関東地方から関西でのアラの名称または九州でのハタ類の総称、「くえ」は高知でのハタ類の総称または大阪でのクエの名称、「はた」は関東地方でのマハタの呼び名のようである。
アラ、クエ、マハタの主な地方名をまとめると表のようになる。
標準和名 関東地方 大阪 高知 長崎
アラ あら あら おきすずき たら
クエ くえ くえ くえ あら
マハタ まはた ます くえ あら
ニュージーランドから「あら」として鮮魚で輸入される魚は、スズキ目ホタルジャコ科のミナミオオスズキ Polyprion oxygeneios である。体形や体色はアラに似ているが、鰓蓋の下部に大きな棘がない。
また、築地市場には、マハタのほかにも多くのハタ類が入荷するが、標準和名とは異なる名称が使われることが多い。たとえば、キジハタ→あずきはた、ホウキハタ→きじはた、アオハタ→きばた、サラサハタ→ねずみはた、などである。

ミナミオオスズキ Hapuku
Posted by nhatban at 10:32│Comments(0)
│魚 - Fish